納得した私はゆっくりとベッドに押し倒され、咲夜が満足するまでひたすらに抱かれた。
愛を感じ快楽に溺れ、思考を放棄した。
それが私の一つ目の過ち。
結局この日の咲夜はめちゃくちゃにされたかったのだ。
ここまでサインが見えていたのに、彼女の心の中の混沌に気付けなかった。
それが私の二つ目の過ち。
気付いていながらも今までの距離を詰める事が出来なくて、臆病になった。
咲夜の心と触れ合う事が、出来なかった。
これが、私の三つ目の過ち。
この頃から咲夜に対する疑惑が膨らんでいった。
「アリス。私の仕事の事は、貴女には分からないでしょ?」
問いかけてはみたものの、咲夜の強い拒絶に耐え切れず、何も言えなくなった。
そして私は絶望した。
止まらない時の中で何を思う
第八回博麗神社例大祭新刊
文庫140P/¥500
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「あんっ、あ、ありす、すき、ありす、ありすっ」